英語のお勉強メモ。助動詞は難しいのだけれども調べていくと面白い。
助動詞の may も can も「~かもしれない」という可能性を表せる。Forestから例をひいてみる (p. 120f):
- We may have some rain tomorrow.「明日はいくらか雨が降るかもしれません。」
- Anybody can make mistakes.「だれにだって間違いはありうる。」
「可能性をあらわす」という点で may と can は等しい。だが、mayが「現実的」可能性を表すのに対して、canは「一般的・理論的」可能性をあらわす、という点では異なる。具体例を見てみよう:
- The area may be flooded after the typhoon.
(台風の後なのでその地域はいま洪水になっているかもしれない) - The area can be flooded after a typhoon.
(その地域は台風の後洪水に見舞わられることがあり得る)
(ibid.:61, emphasis in the original, 一部改)
冒頭のForestの例に戻ろう。"We may have some rain tomorrow." では現実の話をしている事になる。一方、"Anybody can make mistakes." では、一般論として、人間という生き物は間違えうるものだ、と語っている。
日本語訳には出てこない違い、とても面白い。
- 石黒昭博(2009).『総合英語 Forest』桐原書店
- 今井邦彦(1995).『英語の使い方』大修館書店
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